2025.07.25 「不安や疑問のサインを見逃さない」

本日は、私たちが日々の仕事の中で大切にしている「7つの習慣」の中から、第5の習慣「まず理解に徹し、そして理解される」について考えてみたいと思います。
私たちのクリニックには、さまざまな思いを抱えた患者様がいらっしゃいます。
「待ち時間が長いな」「今、どんな状況なの?」「本当に大丈夫かな?」
そんな不安や疑問のサインは、表情や態度、ちょっとした言葉の端々から見えてくることがあります。


例えば、受付で無言のまま下を向いて待っておられる患者様がいたとします。
もしかしたら、心配なことがあったり、何か気になることがあったりするかもしれません。
そのようなときこそ、「こちらの状況を説明する前に、まず相手の気持ちを理解する姿勢」が大切です
看護師や医療事務スタッフが「今日は少しお時間いただいていて申し訳ありません。あと◯番目ですので、もう少しだけお待ちくださいね」と一言お声がけするだけで、患者様は「ちゃんと気にかけてくれている」と感じ、安心につながります。
また、会計時にも「本日の診療内容で不明な点などございませんか?」と丁寧に確認することで、安心してご帰宅いただけますし、「またここに来よう」と思っていただけるきっかけになります。
「まず理解に徹する」というのは、相手の立場に立ち、耳を傾けること。
その上で初めて、私たちの説明や想いも、しっかりと伝わるのだと実感します。
小さな気づき、小さな一言が、患者様との信頼関係を築き、
リピートしていただけるクリニックづくりの土台になります。
これからも私たちは、”笑顔で安心して出産や子育てができる社会”というミッションのもと、
「まず理解に徹する」ことを日々の行動に落とし込み、患者様一人ひとりに寄り添っていきます。

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